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Node.jsのインストール方法から簡単な使用例まで

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はじめに

現代のウェブ開発において、Node.jsは欠かせない存在となっています。サーバーサイドJavaScriptの実行環境として知られるNode.jsは、数多くの開発者に高く評価されています。

また、Node.jsをインストールすることで、npm(Node Package Manager)も同時に利用可能になります。npmを使うことで、数多くのJavaScriptライブラリやツールを簡単にインストールし、プロジェクトにフィットさせることができます。

この記事を通じて、Node.jsの基本的な理解から、インストール手順、そして簡単な使用例まで、説明していきます。

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Node.jsとは

Node.jsは、JavaScriptを実行するためのオープンソース環境です。Node.jsの最大の特徴は、従来ブラウザ内でしか実行できなかったJavaScriptを、ブラウザ以外で動作させることを可能にした点です。

これにより、JavaScript言語が「クライアントサイド」(ウェブブラウザ内)だけでなく、「サーバーサイド」(バックエンド)でも使用できるようになりました。つまり、Node.jsによって、JavaScriptはフルスタック開発言語となったのです。

Node.jsは、Webアプリケーション、APIサーバー、マイクロサービス、CLIツール、デスクトップアプリケーションなど、様々な実務で利用されています。

インストール手順

Node.jsのインストール方法は、使用しているOS(オペレーティングシステム)によって若干の違いがありますが、それぞれのOSで比較的簡単にインストールできます。

ここでは、各OS(Windows、macOS、Linuxなど)中でWindowsでのインストール手順を詳しく説明します。

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Windows用インストール手順

公式サイトからインストーラーをダウンロード:

Node.jsの公式ウェブサイト↓

Node.js — Run JavaScript Everywhere

「LTS」(Long Term Support)バージョンを選択してダウンロードします。これは安定版で、長期的なサポートが提供されます。

インストーラーの実行:

ダウンロードされているインストーラー(.msiファイル)をダブルクリックします。

「Next」ボタンをクリックしてセットアップウィザードを進めます

ライセンス規約の同意:

ライセンス規約を読み、同意する場合は「I accept・・・」にチェックを入れて「Next」をクリックします。

インストール先の選択:

デフォルトのインストール先を使用するか、必要に応じて変更します。

「Next」を押して操作を進めます。

カスタムセットアップ:

必要に応じて、インストールするディレクトリを選択します。

通常はデフォルト設定のままで問題ありません。

インストールの開始:

「Install」「インストール」ボタンを押してインストール作業を開始します。

インストールが完了するまで待ちます。

インストールの完了:

「Finish」(完了)をクリックしてセットアップインストーラーを閉じます。

インストールの確認:

コマンドプロンプトを開きます。

node -vとタイプしてEnterキーを押します。バージョン番号が表示されれば、Node.jsのセットアップは成功しています。

次のセクションでは、実際にNode.jsを使用する簡単な例を見ていきましょう。

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使用例

Node.jsをインストールしたら、実際に使ってみましょう。ここでは、簡単なウェブサーバーを作成する例と、外部パッケージを使用する例を紹介します。

例1: シンプルなウェブサーバーの作成

  1. 任意のディレクトリにserver.jsというファイルを作成します。
  2. 以下のコードをserver.jsに記述します:
const http = require('http');
const hostname = '127.0.0.1';

const port = 3000;
const server = http.createServer((req, res) => {
  res.statusCode = 200;
  res.setHeader('Content-Type', 'text/plain');
  res.end('Hello, Node.js! by Saka');
});
server.listen(port, hostname, () => {
  console.log(`サーバーが http://${hostname}:${port}/ で起動しました`);
});
  1. ターミナルで、server.jsファイルがあるディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します:
node server.js
  1. ブラウザで http://localhost:3000(または、http://127.0.0.1:3000) にアクセスすると、「Hello, Node.js! by Saka」というメッセージが表示されます。

サーバーを終了するには、コマンドプロンプトのウィンドウでCtrl + C キーを押すとコマンドプロンプトで実行中のプロセスが停止します。

この例では、Node.jsの組み込みモジュールhttpを使用して、シンプルなウェブサーバーを作成しています。

例2: 外部パッケージの使用 (日付操作ライブラリ)

次に、外部パッケージを使用する例を見てみましょう。ここでは、人気の日付操作ライブラリ「moment.js」を使用します。

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  1. 新規ディレクトリを作り、そのディレクトリに移動します:
mkdir date-example
cd date-example
  1. npmを初期化します:
npm init -y
  1. この例では「date-example」のディレクトリにmoment.jsをインストールします:
npm install moment

結果画面↓

  1. date.jsというファイルを作成し、以下のコードを記述します:
const moment = require('moment');

// 現在の日時を表示
console.log('現在の日時:', moment().format('YYYY年MM月DD日 HH:mm:ss'));

// 1週間後の日付を表示
console.log('1週間後:', moment().add(1, 'weeks').format('YYYY年MM月DD日'));

// 日本語化
moment.locale('ja');console.log('日本語の月名:', moment().format('MMMM'));
  1. ターミナルで以下のコマンドを実行します:
node date.js

この例では、npmを使って外部パッケージ(moment.js)をインストールし、それを使用して日付操作を行っています。これは、Node.jsのエコシステムを示す一例です。

これらの使用例を通じて、Node.jsの基本的な機能と、外部パッケージを利用した開発の可能性を垣間見ることができました。

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まとめ

この記事では、Node.jsのインストール方法から簡単な使用例まで、カバーしました。

Node.jsは現代のウェブ開発において重要な役割を果たしており、その重要性は今後も増していくでしょう。

技術の世界は常に進化していて、Node.jsも例外ではありません。定期的に公式ドキュメントをチェックし、最新の情報や効果的な実践を習得することをお勧めします。

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