git config --list
git config --listは、現在のGit環境のすべての設定を表示するコマンドです。
これには、システムレベル、グローバルレベル、そしてローカル（リポジトリ固有）レベルの設定が含まれます。
表示される情報
- ユーザー名とメールアドレス
- エディタの設定
- カラー設定
- エイリアス
- リモートリポジトリの設定
- ブランチの設定
- その他のカスタム設定
この出力は git config --list コマンドの典型的な結果です。現在のGit環境のすべての設定を表示しています。
エディタの設定、カラー設定、エイリアス、リモートリポジトリの設定、具体的なブランチの設定は、この出力には含まれていません。
設定の優先順位
ローカル > グローバル > システム
この順序で後の設定が前の設定を上書きします。
出力の読み方
各行は key=value の形式で表示されます
例: user.name=Saka Hiro
特定の値の確認
特定の設定値だけを確認したい場合は、git config <key>を使用できます
例: git config user.name
設定ファイルの場所
システム: /etc/gitconfig
グローバル: ~/.gitconfig または ~/.config/git/config
ローカル: <repo>/.git/config
設定の変更
git configコマンドを使用して設定を変更できます
例:
git config --global user.name "Saka Hiro"
git config --global user.email "abcdef@ghi.com"
--show-origin オプション:
git config --list --show-originを使用すると、各設定がどのファイルから来ているかを確認できます
重複する設定
同じキーに対して複数の値が表示されることがあります
この場合、Gitは最後に表示された値（最も優先度の高い値）を使用します
まとめ
git config --listは、現在の Git 環境の全体像を把握するのに役立つツールです。
トラブルシューティングや設定の確認、他の開発者と設定を共有する際に特に有用です。
