PowerShellでカレントディレクトリとサブディレクトリの全てのファイルを検索する方法を説明します。
ディレクトリを検索
PowerShellでディレクトリを検索するには、Get-ChildItem
コマンドレット(別名 dir
または ls
)を使用します。-Directory
パラメータを使用してディレクトリのみを検索できます。
Get-ChildItem -Path . -Directory -Recurse
このコマンドの説明:
-Path .
: カレントディレクトリを指定します(.
はカレントディレクトリを表します)-Directory
: ディレクトリのみを検索します-Recurse
: サブディレクトリも含めて再帰的に検索します
ファイルを検索
ファイルを検索する場合も Get-ChildItem
コマンドレットを使用しますが、-File
パラメータを使用してファイルのみを検索します。
Get-ChildItem -Path . -File -Recurse
このコマンドの説明:
-Path .
: カレントディレクトリを指定します-File
: ファイルのみを検索します-Recurse
: サブディレクトリも含めて再帰的に検索します
これらのコマンドは、検索結果を表示するだけです。
結果をさらに絞り込んだり、特定の条件に合うファイルやディレクトリを探したりする場合は、追加のパラメータやフィルタリングを使用できます。
例えば、特定の拡張子のファイルを探すなどの操作が可能です。
ディレクトリとファイルを同時に検索
ディレクトリとファイルを同時に検索するには、Get-ChildItem
コマンドレットを使用しますが、-Directory
や -File
パラメータを省略します。
これにより、両方のタイプのアイテムが検索結果に含まれます。以下のコマンドを使用します:
Get-ChildItem -Path . -Recurse
このコマンドの説明:
-Path .
: カレントディレクトリを指定します-Recurse
: サブディレクトリも含めて再帰的に検索します
このコマンドは、カレントディレクトリとそのすべてのサブディレクトリ内のファイルとディレクトリの両方を表示します。
特定の名前のディレクトリやファイルを探す方法
特定の名前のディレクトリやファイルを探す場合、Get-ChildItem
コマンドレットと -Filter
または -Include
パラメータを組み合わせて使用します。以下に、いくつかの方法を示します。
PowerShellの Get-ChildItem
コマンドレットは、デフォルトで大文字と小文字を区別しない検索を行います。
完全一致で検索する場合
Get-ChildItem -Path . -Recurse -Filter "example.txt"
このコマンドは “example.txt” という名前のファイルを検索します。
ワイルドカードを使用して部分一致で検索する場合
Get-ChildItem -Path . -Recurse -Filter "*example*"
このコマンドは名前に “example” を含むすべてのファイルとディレクトリを検索します。
複数のパターンで検索する場合
Get-ChildItem -Path . -Recurse -Include "*.txt", "*.docx", "example*"
このコマンドは .txt ファイル、.docx ファイル、および “example” で始まるすべてのアイテムを検索します。
これらのコマンドはすべて、ファイルとディレクトリの両方を検索対象とします。特定のタイプのみを検索したい場合は、-File
または -Directory
パラメータを追加できます。
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